——「七の機械」は何の目的で作られたのですか。
半田広宣(以下、半田)いろいろな目的がありますが、一言でいうと、素粒子の歪みを是正するためですね。
——素粒子の歪みとは、どういう意味なのでしょうか?
半田 ヌース理論では、素粒子の世界は人間の意識構造の物質的な射影と見なされるんですね。時空を意識が持った認識作用の一部と解釈するならば、意識自体の世界というのは時空を包み込んだより広大な世界と言えます。ですから、素粒子世界が意識構造を意味しているとすれば、それは時空を包み込んで存在しているものなんです。
しかし、僕らの空間認識は、素粒子を時空内部で活動するミクロな物質的存在として捉えてしまっている。認識が転倒しているんですよ。こうした認識の反転によって、素粒子を初めとする宇宙全体のエネルギー流動に歪みが生じているんです。この歪みを何とか修正していく方法はないものか、いろいろと試行錯誤した結果、この「七の機械」にたどり着きました。
——素粒子が時空を包み込んでいるということについて、もう少し具体的に説明していただけませんか?
半田 素粒子の世界に入ると、よく言われるように、粒子でもあり波動でもあるような世界に入ります。このとき波動と言われているのは、例えば電子の場合、3次元の波動です。波というのは回転の時間的表現ですから、電子のほんとうの姿とは、実はx、y、zの三方向へ同時に回転しているような何かということになります。この回転を幾何学的に表現すると3次元球面というカタチになります。3次元球面というのは、ちょうど平面上の0点と無限遠を2次元球面上の北極点と南極点として表すことができるように、3次元空間上の0点と∞点をちょうど北極と南極の関係に見られるような一つ次元が上った球面です。この球面は4次元空間に存在しています。その意味で、電子は空間的には物質よりも高次の存在物なんです。
——しかし、そうした高次の存在物が、どうして3次元世界では物質の元となる粒子のようなものとして現れるのでしょうか?
半田 それをイメージするのはそんなに難しいことではありません。3次元球面というのは、4次元方向からの射影によって3次元空間上においては粒状のものとして出現することができるからです。これも次元を一つ落として、平面とパチンコ玉の関係のようなものとして想像すると分かりやすいかもしれません。
今、無限の平面があるとして、その上にパチンコ玉を乗せます。するとパチンコ玉の表面にはその平面が映り込みますね。パチンコ玉を仁丹の粒のように縮めたとしても、やっぱりその平面世界の全体はその表面に映り込むことができます。それと同じ理屈で、3次元球面はどんなに小さくても3次元空間全体を映し込むことができるわけです。
|